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新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。旧年中に当組合へ賜りましたご厚誼に対し厚くお礼申し上げます。

 昨年を振り返りますと、主幹財源事業である共販事業は平成26年1月から11月までは前年並みの水準で推移しましたが、唐突な政治状況での消費自粛が年末の息切れを招き残念であります。又、受注の納期対応の遅れなど従来の生産基盤の歪が顕在化しているのが気になるところでもあります。
 焼成用燃料及び窯業資材の共同購入事業は、取扱品目の増加に伴う収益増を図っているところであります。原油価格の下落は焼成用燃料価格の低減に繋がり製造原価の好転を促すものとして歓迎されるものです。また、陶磁器特性各種試験料金として県の証紙販売委託事業を行っておりますが近況この取り扱いが活発化し、400年事業に関する新商品開発への取り組みの活発化が裏付けられます。
 需要開拓事業としての見本市出展は、名古屋ドームへの出展は手応えを感じる成果を残し、本年の東京ドームでの出展も来年の創業400年事業のプレ事業として本番に繋げる所存です。
 ものづくり支援として国の経済施策としての「ものづくり補助金」を受け、 3DCADとモデリングマシンでの成型作業の事業化を行い、生産効率化と潜在需要の掘り起こしに現在取組んでいるところでありますので、積極的な活用をお願い申し上げます。
 業界として取組む有田焼創業400年事業は佐賀県及び有田町並びに関連市町の絶大なる支援を受け現在取組んでいるところであります。
その一環として400年事業のプレイベントとしての伝産全国大会が佐賀県の支援の元、昨年11月20日から24日の期間に開催され、同時期に開催された秋の有田陶磁器まつりとの相乗効果が奏功し、予想以上の集客と話題性を達成することが出来ました。従来の枠を超えた佐賀県の取り組みは画期的なものとして様々なプログラムの提供を通じ、伝産全国大会の今後の取り組みのモデルとなることを示唆したものとして感謝と同時に今後の展開に大いなる期待を寄せるものです。
 2016年の創業400年という目標が具体的な事業を通じ従来の業界を覆っていた閉塞感を払拭し産地浮揚の足がかりとすべく本年も邁進致す所存であります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

佐賀県陶磁器工業協同組合 理事長 原田 元

 

平成27年 元旦

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