多数のご来場、誠にありがとうございました。
肥前地区(伊万里・有田・吉田)の窯元21社が柴田コレクションより選んだ手塩皿13点の復刻と形状を生かしたオリジナル商品を開発いたしました。
最新の3D技術を用い形状を復刻。古陶磁研究と復刻作業には九州陶磁文化館の大橋名誉顧問の監修を頂きました。また、2月に開催された「東京ドーム テーブルウェア・フェスティバル2014」では復刻商品と各社の個性あふれるオリジナル装飾を施した商品を出展いたしました。
この度、第111回有田陶器市にて同商品の販売を行うことになりました。大橋名誉顧問執筆の本『おてしょ皿 古伊万里のちいさなちいさな小皿』も同コーナーにて販売いたします。
販売コーナーは五区楽商店街の西銀跡に出店いたします。皆様ぜひ足をお運びください。
(ページ下部のマップより場所をご確認いただけます。)
おてしょ皿(手塩皿)
今から400年ほど前に、日本で最初に磁器を作り出した佐賀県有田町では、江戸時代の中で様々な器を作り出しました。日本の食事で使われる器を最も多く作り、その中でも小さいものが「おてしょ皿(手塩皿)」と呼ばれました。
おてしょ皿は「手塩を盛るのに用いた皿。また香の物などを盛る小さく浅い皿。小皿。おてしょ。手塩」(日本国語大辞典)とあります。
「おてしょ皿」の初見は1604年頃に刊行の『日葡辞書』に(テシヲザラ)(訳)「塩を入れて食卓に出す小さな皿」とあり、古くは室町期に京都・朝廷で貴族達が使用した器として始まったといわれています。
現代においては、小さいけれど食卓の名脇役として使い道はとりどりです。
古伊万里のちいさなちいさな小皿
九州陶磁文化館と同館名誉顧問 大橋康二先生にご協力をいただき、柴田夫妻コレクションによる「おてしょ皿・古伊万里のちいさなちいさな小皿」の本を制作しました。今回、陶器市期間中は同コーナーにて販売いたします。
定価 1,800円+税 2014年2月2日発行
マップ画像クリックで拡大(別ウィンドウでPDFが開きます)