新年あけましておめでとうございます。旧年中に当組合へ賜りましたご厚誼に対し厚くお礼申し上げます。

 昨年を振り返りますと、主な財源事業である共販事業は、前半は10%前後の前年割れで推移し、

9月より10%前後の前年比増が続いております。
全体的な底上げまでには至らず、牽引役の商社の貢献が数字を押し上げている状況です。只、生産体制の不備による潜在需要への対応の遅れでの受注の取りこぼしも散見されるところであり、本年本番を迎える有田焼創業400年事業での成果も加わり生産体制の整備は喫緊の課題であります。
 低水準の原油価格の傾向は好材料でありますが、陶石の値上げによる陶土の値上げは商工の適正利潤確保による対応で乗り切ることが求められます。
 いよいよ本年は有田焼創業400年の本番の年となります。海外見本市への出展並びに国内需要発掘での製品開発のための窯業技術センターにおける各種製品分析も活発であり、事業参加組合員の旺盛な開発意欲を裏付けております。
又、一昨年よりのデジタル切削機の導入による石膏型製作の受注も漸増しており、オペレーターのスキル向上により対処すべく取り組んでおります。
有田焼創業400年事業の成果が具体的になり、需要拡大での陶石・陶土供給を含めた生産体制の整備の可否が懸念されるところでありますが供給増産要請に対応できる体制準備が業界全体として必要でありそのための施策の取り組みに努めます。
 有田焼創業400年の事業を足掛かりに産地再生にかける期待は並々ならぬものであり産地の命運を左右するものとして気を引き締めて実効性のある行動を起こしていく所存であります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

佐賀県陶磁器工業協同組合 理事長 原田 元

 

平成28年 元旦